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2022/06/15 コラム

【コラム】鎌倉殿の13人 比企尼の実の息子ではない比企能員はその能力を見込まれて比企家跡取りに!

鎌倉殿の13人の中では佐藤二朗さんが演じ、なんとも言えない小賢しい悪役ぶりに地元では「まあ、北条義時が主役だから仕方ないか、、」という会話があちこちでされているとかいないとか、、

それはさておき、比企能員(よしかず)は実は前回のコラムで頼朝の大恩人としてご紹介した、比企尼の実の息子ではありません。

吾妻鏡には「比企判官能員、阿波国ノ者ナリ」とあり、比企尼と遠州の間には男児がなかったので、阿波国(現在の徳島県)に住む、比企尼の妹の児を養子に迎え、比企氏を継がせることにしたそうです。

能員をそれと見込んで養子にしようと決めたのは、比企尼でした。

ドラマで初めて比企氏の存在を知った方にはイメージし難いかもしれませんが、能員は極めて有能な人物で、養子となってからもよく尼に仕えて流人「頼朝」に尽くしました。

それもあって、頼朝にとっては比企尼と同じ様に流人時代の大切な恩人であったと思われます。頼朝と政子の子の万寿(頼家)の乳人にも選ばれ、その後頼朝の側近としていくつもの戦で重要な役割を与えられ出陣しています。

また、頼朝の亡き後、第二代鎌倉殿となる頼家が選んだ側近や後見人などの顔ぶれを見るとその中心となるのは比企氏であることが明白でした。
 
源頼朝、頼家の信頼の厚かった比企氏。

その後比企の乱によって一族ごと滅びてしまい、長い間歴史から姿を消していました。

今回お話しを伺っている比企総合研究センターの髙島代表をはじめ、地元の研究者の方々は郷土の名族、比企氏を大河に!という願いをもって長年活動されてきました。
その願いが今年とうとう叶ったのです。

しかしながら北条氏が主役、ということで地元の研究者の方々が描いてきた比企氏像とはかけ離れている部分も(大いに)ありますが、このような形で郷土に注目いただけるのはさすが大河ドラマです。

これを機に、比企氏が主役になる日が来ることを願いたいと思います。

今回も比企総合研究センター代表である、当社管理物件オーナーでもある髙島敏明様にお話しを伺いました。

比企総合研究センター https://www.hikisouken.jp/ 参考文献:甦る比企一族 比企総合研究センター刊